【施設代表者】新型コロナウイルス患者数増加にともなう透析施設における対応と透析患者の透析医療の確保についてお願い

施設代表者ML 各位

お世話になります。

三重県臨床工学技士会の中村です。

日本透析医学会からのメールを転送します。

オミクロン株の蔓延に伴い、透析患者の感染者数が増加することが十分にあり得る状況下にあります。

透析患者は以下の海外ジャーナル(m3.comより転載)にありますようにワクチン効果が低下しやすい可能性が示唆されています。

下記の透析医学会からの転送メール、添付ファイル(メール最下部)と合わせてご一読下さい。

各施設において御注意のほどよろしくお願い致します。

 

【海外ジャーナル】

透析患者では新型コロナワクチンの効果低下

 

維持血液透析患者56例と対照者(医療従事者)95例を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンBNT162b2(ファイザー社・ビオンテック社製)接種後の液性免疫反応を評価。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗スパイクIgGアッセイ(アボット社製)を用いて、2回目接種30日後(中央値)に血清学的検査を実施した。

 

その結果、対照群の全例、透析群の96%が抗体反応を示した。IgG値は対照群(中央値7401)に比べて透析群(中央値2900)で有意に低く、Mann-Whitney U検定で統計的有意差が示された(U=1238、P<0.001)。IgG値が下位四分位に入るオッズは、高齢者(オッズ比:1歳当たり1.11、95%CI 1.08-1.20、P=0.004)および対照群に比べて、透析群(同2.7、1.13-7.51、P=0.05)で有意に高かった。透析患者で、高齢およびリンパ球数減少に抗体反応低下との関連が示された(オッズ比:1歳当たり1.22、95%CI 1.13-1.68、P=0.03、リンパ球数10-e3/µL増加当たり0.83、0.58-0.97、P=0.05)。

 

 

以下、日本透析医学会からの転送メール

 

 

 

一般社団法人 日本透析医学会
会員 各位
日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会 新型コロナウイルス感染対策合同委員会から、2022年1月11日付けで、下記のとおり新型コロナウイルス患者数増加にともなう透析施設における対応と透析患者の透析医療の確保について周知依頼がありましたので、周知いたします。
本依頼はオミクロン株の出現により、これまでに経験したことのない勢いで新型コロナウイルス感染症が拡大していることを受けて、感染防止および対策の徹底について周知依頼がありました。
添付のPDFでご確認下さい。
令和4年1月11日

【緊急・重要】新型コロナウイルス患者数増加にともなう透析施設における対応と透析患者の透析医療確保2022.1.11